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木材の達人「コラム」

再生資源としての木材の魅力

日本の森林を大きく分けると、天然林と人工林とに分類されます。「天然林」は人の手が介在していない自然にできた森林のことで、さまざまな樹種が混在して生えています。逆に、「人工林」は人間が資源として利用するために植林したもので、私たちの暮らしと共存させつつ、木の有効活用を考えてつくる森林です。
「人工林」においては、森林全体の炭酸ガスの吸収能力を高めるためにも、光合成をあまり行わない木は伐採し、若くて元気な木を育てていくように管理されています。これらの人工林(森林資源)は、ほかの鉱物資源や化石資源とは違い、〝採ったら植える〟という再生が可能な資源なのです。この「再生の原則」を守ることで、半永久的に利用できる資源と言えます。
また、伐採しても再度植林し、その木が住宅といった建築部材に使えるほど大きくなるまで成長し、一方で住まいの耐用年数がここまで持てば、炭酸ガスを大気中に増やすことはありません。このように、適切に森を管理することにより、炭酸ガスを減らしながら永久に資源を自らつくり続けることができるのです。