間取り作成のポイント
1.あらかじめ「実現したい」の優先順位を考えておく
『家を建てるのならのんびりくつろげるリビングが欲しい』、『子供には一部屋づつは作ってあげたい』、『書斎も欲しい』…。建てる前は欲しいものだらけで、うまく作れないかもしれません。現実的には敷地や予算、建築に関わる法律による制限などが加わることを踏まえると、すべてを実現させることはなかなか難しいのではないでしょうか?
それでも住まいには実現したい夢がいくつかあると思います。いい家を建てるには、自分にあった「最良の優先順位を立てること」が大切なことだと考えます。そのためにも何を優先したいのかを決めることで、間取りづくりも目的がはっきりできて、納得のいく家づくりができるのではないかと思います。
2.いろんな間取りを見る
間取りも玄関の入り方向や間口の大きさ、面積によって、ある程度法則のようなものがあります。
いきなり作り始めるよりもまずは「敷地の大きさ」にあったもので、道路面に玄関を作るイメージで、さまざまな間取りを見ることが近道です。
3.家具を入れながら大きさを把握する
平面的に間取りを描いてもその大きさを想像することはなかなか難しいものです。せっけい倶楽部にはいくつかの家具を配置することができます。
「6畳の子供部屋」でおしまいにしないで、家具や勉強机を配置してみてください。「扉にあたってベッドがおけない」とか、「クロゼットの扉が開かない」なんてことも分かってきます。
4.構造を考える
住まいはデザインよりも安全性を優先しなくてはなりません。こと建物の安全性は、間取りが大きく左右します。
構造に関する細かな計算は建築士の範疇になりますので、間取り作成の段階では、
①2階の壁は極力1階の壁の上に設ける
②建物の隅は壁を作る
③空間の幅としては4マス(3,640)を上限として作っていく
この3つを考えておけば、おおよそ安全な住まいになっていきます。
5.階段の位置や下階には気をつけて
間取りを作る上で気にしなければならないのが階段です。階段が上下で異なる位置にあると、いくらまとまった間取りでもどうしようもありません。また1階より2階のほうが飛び出したような間取りも構造的にはあまりよくありません。
せっけい倶楽部は1階に階段を配置すれば2階の階段も自動的に配置されるよう、あらかじめプログラムされているので、安心して作ることができること、また下階の壁ラインが表示される設定もあるので、それらをうまく使って間取りを作ってください。
(※2階建ての場合、2階には階段を配置しないでくださいね。)