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木材の達人「コラム」

床材は無垢材?

室内空間
皆さまが住んでいる家はどのような床材ですか?「無垢材(むくざい)」ですか?それとも…。
一言で「木」といっても、住まいづくりで使われる中で、例えば床一つを取ってみても、木の特性をもったものなのか、改良を加えられたものなのかはなかなか見分けがつきにくいものです。
一般的にフローリングと呼ばれる中では、1.本来「木」と呼ばれるべき天然のまま木材が使われている「無垢材(むくざい)」、2.合板と呼ばれる板材を重ね、表面だけに0.2ミリ~1.0ミリ程度の薄い木を貼って仕上げた複合フローリング、さらには3.表面に木目を印刷したものなどがあるようで、ごく一般的なフローリングとして使われているのは複合フローリングなのです。
複合フローリング
木目による「ゆらぎ」
フローリングの多くは木目柄のものが多い、ということは確かで、恐らくそれは昔から使われてきたなごりや親しみやすさ、独特の木目が醸す(かもす)「ゆらぎ」-何かやすらぐ、ホッとする、落ち着く、による効果を考えたものといわれています。
そんな中でも無垢材が他と決定的に違うのは「健康促進効果」を持っているかということです。これは次号で詳しくお話したいと思いますが、無垢材は木が本来持つべき性質を備えていることで、室内環境によりよい効果を与えることができます。
無垢材を使っている、と思っても実は貼物(はりもの)だったということは往々にしてありえます。また今はとても加工技術が進歩していますので木目調だからといってそれが無垢ということにはなりません。
もしお使いになりたい場合は「無垢材でつくった床材」と施工する方々に伝えることが必要です。