木材の達人「めいぼく探訪」
善導寺の大樟
樹齢 | 約700年(推定) |
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大きさ | 樹高:28m、目通り周囲8.2m |
樹種 | クスノキ(くすのき科) |
場所 | 静岡県磐田市中泉 |
文化財指定等 | 静岡県指定天然記念物(S34.4.14指定) |
=要旨(由来)=
JR磐田駅西口からほんの数分の公園の角に、この”大樟1本”はそびえ立っていました。樹高約28m・目どおり周囲約8.2mで樹齢約700年の”大樟”です。
名前は以前この場所に善導寺があった事に由来しているとのこと。磐田市の花は「つつじ」、木は「マキ」、市の鳥は「マガモ」、サッカーは「ジュビロ」と市のホームページに紹介されていますが、、お寺は「○○○」…とか、大木は”大樟1本”などと残念ながら指定はされていません。しかしこの大樟の”枝ぶり面積”の広さ大変なもので、とても驚かされたました。 ”善導寺”と言えば福岡県久留米市にある浄土宗7本山の1つ「大本山 善導寺」などがありますが、残念ながら磐田で”善導寺”を探す事はできませんでした。
=編集後記=
掛川の友人を訪ねた後、何の気なしに磐田を訪れた。JR磐田駅を降り、西口のタクシー・バス乗場からほんの少し先に、こんもりリと繁った大きな樟の木を発見した。目どおり周囲約8.2mではあるが、その枝は青空の大空間に負けず、なんと広く地面をおおい、こんもりと沢山の葉をつけている。
現地の案内版によると、枝下面積が850m2(約257坪)におよんでいるとのこと。樹齢や目通り周囲を上回る大木は多く見られますが、枝がおおよそ住宅地5区画分の面積をおおっているこの”大樟1本”はとても偉い!! 地中からいっぱい養分を吸い取り、たくさんの葉を懸命になって育てている。そしてこの磐田駅周辺に、”新鮮な酸素”を一所懸命プレゼントしている。